■高級腕時計等で有名な米国のデザインブランド「Shinola(シャイノラ)」が、米・デトロイトで来年、ホテルビジネスに進出する。
シャイノラは、アメリカンクラフトマンシップにこだわり、寂れた工業地帯となっているいわゆる「ラストベルト地域」に位置するデトロイトで、高級腕時計を製造し一躍有名になったブランド。「MADE IN USA」にこだわり、現在は時計だけではなく、自転車、レザーグッズ、ステーショナリーなども手がける。ビル・クリントン元大統領などが、同ブランドのファンだとして知られている。
ホテルの場所は、再開発が急激に進んでいるデトロイトで、これまで、オシャレなブティックホテルの数が少ない。こうした状態に対しシャイノラは、商業不動産会社のBedrockと共同で「Shinola Hotel」を来秋にオープンさせる予定。
シャイノラは、旅行客と現地の人が文化交流でき、楽しめる場所を提供したいと考えており、ホテルビジネスを通じて、ライフスタイルブランドとして成長しているシャイノラの世界観をシェアできる、コミュニティを構築するのが狙いだという。
■サンルートプラザ東京(千葉県浦安市)に、「キャプテンズルーム」が登場した。
「船長の特別室」をテーマにしたコンセプトルームで、船旅には欠かせない航海日誌や海図、キャプテン制帽など細やかなアイテムが特別感を演出する。ベッドや壁面には「キャプテンの印」である肩章の4本ラインで演出されており
制帽や航海日誌、海図などのディスプレイが施されている。羅針盤をモチーフとしたコンパスライトから星空が広がる天窓にキラキラ輝く星空を眺めながらゆったりと過ごせる。バスルームの壁面には世界一周旅行の地図が描かれ、世界の港町や舞浜を巡る世界一周旅行を思い描くキャプテンの航路が楽しめる。
■ハイアットセントリック銀座東京(都内中央区)が、来年1月22日に開業する。
ハイアットの最新ライフスタイルホテルブランド「ハイアットセントリック」のアジア第一号となる。
施設は、1階エントランス、3階ダイニング・バー「NAMIKI」、4階レセプション、ライブラリー、フィットネスセンター、5～12階の客室フロアの164の客室とスイートルームで構成。
客室を含むホテル全体のインテリアデザインは、赤尾洋平氏率いるストリックランドが手がけ、朝日新聞社の東京における創業の地に建てられることの名残を、アートワークやインテリアデザインとして随所に遊び心をこめて表現するという。斬新なデザインと快適性を兼ね備えた客室とスイートルームやエレベーターホールには、銀座の4つの特徴として、それぞれランドスケープ、ファッション、エンターテインメント、そしてメディアのテーマを、ホテル内のアートワークで表現。
客室は3種類のスイートルームを含め合計5種類のタイプを用意し、特に12階に位置する127平方mの「ナミキスイート」には、並木通りに面したテラスと広々としたキッチンダイニングが据えられ、自宅のような心地よさを感じられるゆったりとした造り。また「NAMIKI」ダイニングエリアでは、自然の恵み溢れる食材とシェフの思いをオーブンで包み込み、シンプルで温かみのあるグローバルテイストを、バーエリアでは、銀座・並木通りの活気を帯びた独創的なカクテルなど、それぞれに自由で心地よい空間を楽しめるという。
■大阪マリオット都ホテル(大阪市阿倍野区)では、ライブキッチン「COOKA」(クーカ)で「ウィンターブッフェ」を開催する。
好きなコンディメントとともに楽しめる「チーズフォンデュ」やほくほくした山芋とモッツァレラチーズの相性が抜群の「山芋と茄子、ミートソースのモッツァレラチーズグラタン」。「白身魚、タコ、キノコのアヒージョ」や「イカと浅利の海老風味ピラフ」など海の幸をたっぷり使ったメニューを用意した。またディナー限定で、冬の味覚の王様「蟹」が登場。ぷりぷりした食感のカニ身や旨みを存分に楽しめる。ライブキッチンでは、「ラム肉のグリル」や「国産ポークスペアリブのグリル」も堪能できる。11月1日から1月8日まで。
■ホテルメトロポリタン丸の内(都内千代田区)では、「クリスマスデコレーションルームプラン」を販売している。
部屋の中をクリスマス一色で装飾した「クリスマスデコレーションルームプラン」で、クリスマスの雰囲気をたっぷり楽しみながら、充実した時間を過ごすことができる。ベッドがぴったり並んだハリウッドツインタイプ(1室2名)なので、カップルはもちろん、ファミリーでの利用にも最適。利用につき、開業10周年記念バッジを身に着けたホワイトベアが特典で付いてくる。期間は12月22日から25日の間限定。
■良質なサービスを提供する事業者に与えられる「おもてなし規格認証」を取得する動きが広がっている。
おもてなし規格認証」とは、日本のサービス産業と地域経済の活性化を目的に、経済産業省が2017年1月に創設した民間認証制度で、サービス品質を「見える化」することで、サービス事業者の活性化を促進する仕組み。日本国内のサービス事業者を対象としており、1.顧客、2.従業員、3.地域社会の満足度を高めるための取り組み30項目をチェックし、取り組みの度合によってマークや登録証または認定証を取得することができる。外国人を接客するために英語表記のメニューを用意するなど、必要な一定の項目を満たせば、「紅」認証を取得でき、レベルに応じて、三つ星に当たる「紫」から、「紺」(二つ星)、「金」(一つ星)を加えた4段階で評価する。 認定取得者には、認定証を店頭に掲出して他店舗との差別化を図れるほか、生産性向上のためのIT導入補助金の受給や融資金利優遇などのメリットが受けられる。
■野村不動産は、計画している自社運営のホテルブランドについて「NOHGA HOTEL(ノーガホテル)」とすると発表した。
2018年秋に1号案件として東京・上野で客室数130室のホテルを開業する。宴会場などを省いた宿泊特化型として、今後も東名阪の三大都市圏を中心に100～300室規模の範囲で順次開業していくという。
ノーガは「野村」と、思いがけない幸せを意味する「冥加」を掛け合わせた造語。ホテルはオープンスペースを広く確保し、地域の伝統工芸を紹介するイベントを開催するなど、地域密着型の運営を志向する方針。
■ホテルメッツ船橋(千葉県船橋市)が来年2月9日に開業する。
JR船橋駅南口に建設中の複合ビルの6階～10階。地下1階～5階にはショッピングセンター「シャポー船橋南館」が入る。
「ホテルメッツ」ブランドとしては24番目、千葉県では2番目のホテルメッツとなる。客室数は161室(全室禁煙)。港町として栄え、「舟」と縁深い街「船橋」。シンプルで居心地の良い空間を目指し、船橋の地名の由来「船の橋」から船と水辺をイメージ。水面に浮かぶ舟をモチーフに、木とマリンカラーを差し色として取り入れたシンプルで機能的な客室にした。寝具には、同ホテル初となる睡眠時に最適な温度になるようダウン比率を調整した特製掛け布団を用意。枕は低反発枕と表裏で硬さの異なる枕の２種類をご用意し、自分好みの硬さが選べ寝心地の良さが体験できる。ビジネスや観光レジャーの拠点、地域の人々のゲストハウスとしてさまざまなシーンを想定している。
■羽田エクセルホテル東急(都内大田区)では、羽田空港の夜の滑走路をイメージしたクリスマスケーキを販売する。
羽田空港のクリスマスの夜の滑走路をイメージした数量限定のクリスマスケーキ「ピスト・ド・ノエル～クリスマスの滑走路～」は、2つのサイズで用意。「大」が「縦 16cm x 横 20cm x 高さ 4cm」、「小」が「縦 8cm x 横 20cm x 高さ 4cm」。濃厚なカシスとショコラのムースに、アールグレイのダックワーズを合わせた。
■ホテルアールナインサノフジオカ(栃木県佐野市)がオープンした。
建築業のデベロップが、コンテナ型の構造物を組み合わせた「コンテナ型モジュール建築」のホテルとして開業したもので、宮城県石巻市で震災復興事業者のために建設されたホテルを移設した。同社のホテルは3軒目で事業の拡大を目指す。
コンテナ型モジュール建築は輸送用コンテナに似た直方体の建築用コンテナを縦横に組み合わせて建物とする。従来よりも工期が短いのが特徴で、石巻市で震災復興の関係者向け宿泊施設を建設する際には着工から２週間で完成した。佐野への移設も4カ月で終えた。
工業団地やショッピングモールに近い立地を生かし、会社員や観光客を取り込む。現在デベロップは北関東で太陽光発電事業なども展開しており、コンテナ型ホテルの普及により土地開発事業を育成する。
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