■フェアフィールド・バイ・マリオット札幌(札幌市中央区)がオープンした。
旧「札幌東武ホテル」が昨年10月より休館して全館リニューアルし、マリオット・インターナショナルと提携してリブランドオープンしたもの。
「フェアフィールド・バイ・マリオット」はマリオットが全世界で1000軒以上展開するセレクトサービスホテルブランドで、同ホテルが日本初上陸。デザインは、ブランドコンセプトである「シンプルであることの美しさ」と、木の色合いを取り入れて北海道の豊かな自然を訴求。客室はダブル50室、キング62室、ツイン114室などを主体にスイート4室を含む254室を用意。飲食施設は、クロワッサンや北海道産の食材を使った朝食を提供するレストラン「ルオント」、カフェ「ラゴム」を付帯する。
■米・アップルは、テキサス州オースティンに10億ドル規模の新キャンパスを建設し、192室のホテルが併設される。
昨年11月に建設開始となったアップルのオースティンキャンパスだが、計画に変更が加えられ、当初はなかったホテルが併設される運びとなった。アップルの新しい建設計画書は、4月29日にオースティン市から認可が下りたと伝えられている。2018年12月提出された最初の計画書にはホテルは含まれていなかった。ホテルが企業に隣接しているのはあまりない例だが、グーグル、マイクロソフトなどの企業は同様のコンセプトのキャンパス建設を計画しているとされている。アップルの計画書では、ホテルブランドや企業の名前はまだ触れられていない。2022年のオープンが予定されており、7,000人がMac Proモデルの生産を行う生産施設のすぐ近くに位置する。研修などで同キャンパスに出張する従業員の宿泊のためとみられている。
■ホテルメトロポリタン川崎(神奈川県川崎市)がオープンした。
地上16階建て、客室数は304室。川崎駅周辺では最大規模。新進のアーティストを中心に、一部を入れ替えながら作品を展示するほか、芸術家を交えたワークショップやロビーラウンジでの音楽イベントを企画し、アートや音楽に触れ合え、交流できる場を目指す。現在の状況下から、レセプションやセレモニーは行われず、静かな船出となった。今後、音楽、アートなどの魅力を発信し、地域と一緒に頑張っていきたい考え。場所は、JR川崎駅西口から徒歩2分の立地で、羽田空港にも近く、ビジネスマンや国内外からの観光客の利用を見込む。
■静鉄ホテルプレジオ東京田町(都内港区)が7月3日に開業する。
当初の5月30日開業予定から延期して開業する。静鉄ホテルプレジオは、静岡鉄道が運営するホテルチェーンで、静岡県内外で6軒運営しており、首都圏で初めての進出となる。
宿泊特化型ホテルで、地上8階建て、客室数189室。JR山手線・京浜東北線「田町駅」、都営地下鉄浅草線・三田線「三田駅」に近く、2駅4路線が利用可能な好立地であることから、田町駅北側の三田エリアを中心としたビジネス需要に加え、観光・レジャー需要も見込む。
■ザ・キャピトルホテル東急(都内千代田区)では、自宅でホテルを体感できるオリジナル動画コンテンツを配信している。
自宅で楽しめるコンテンツを届けたいとのスタッフの思いから公開が始まったという。配信動画では、ホテルの館内を巡る「アートツアー」や、フィットネススタッフによる「簡単ストレッチ」など、さまざまなコンテンツを用意する。「タオルアート講座」では、ハウスキーピングスタッフがバスタオルで作る白鳥のオブジェや、フェイスタオルなどを使ったバスケットを紹介。「ザ・キャピトル バー」のバーテンダーは、ハイボールや、カシスオレンジが自宅でおいしいく作れるコツを教える。
■ホテルグレートモーニング博多(福岡市博多区)では、食品ロス低減を目指す「" 捨てないステイ"プロジェクト」をスタートした。
プロジェクトでは、ホテルで捨てられるはずだった生ごみを回収、コンポストを活用してつくった堆肥でミントやハーブなどを屋上で栽培し、ウエルカムドリンクや朝食などで提供。循環型サービスの実現を目指すことで付加価値を生み出し、宿泊を通して「食の循環」を実感してもらうこと目的とする。さらに社会や環境への負荷をSDGsにのっとって定量化(数値化)する取り組み(GIRIGO)も準備しているという。同ホテルは全室F-CON(光冷暖)採用、壁は漆しっくい喰や珪けいそうど藻土などの天然素材、水はすべてミネラルウォーター、朝食は手作りの発酵玄米おにぎりセットなどさまざまな環境配慮が特徴となっている。
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